プロフィール

ピアニスト長谷川和香(ハセガワ ワカ)の演奏はそのダイナミックさと繊細さ、色彩豊かな音色を高く評価されている。バロックから現代曲に至るまでの幅広いレパートリーにおいての彼女の素晴らしい解釈力と技巧は聴いているものを常に魅惑する。

現代を代表するピアノデュオとして演奏活動する他、持ち前の分析力と持って生まれた小さい手を克服して生み出した独特のテクニックと練習方法は、イギリス国内外のピアノ教師を始め、公開講座を始め、自宅ロンドンのスタジオより指導中。

東京生まれ。4歳よりピアノを習い始める。都立芸術高校在学中、霧島音楽祭にてピアニスト、ヤン・パネンカ氏に認められ留学を薦められる。1994年、英国に1人渡英、奨学金を得て英国王立音楽院留学し首席卒業、全額奨学金にてギルドホール音楽院大学院へ進みソロ活動を始める他、世界的に評価されるピアノデュオ、Piano 4 Handsを英国人ピアニスト、ジョセフ・トングと組む。デビューアルバムとなったドビュッシー, ピアノ連弾曲集を英国Quartz レーヴェルからリリース。英国紙インディペンデントにて今週のアルバムに選ばれる他、BBC Music マガジン、クラシック音楽レコードペンギンガイドにても絶賛を受ける。シューベルト連弾曲集も同レーヴェルよりリリース。英国グラモフォン、国際ピアノ誌などから高評を受ける。作曲家ジョン・マッケーブのピアノデュオ&ソロ作品を収録したCDでも デュオ、ソロ演奏ともに英国音楽ジャーナル誌Tempoにて絶賛を受ける。2008年に、英国王立音楽院より音楽業界に貢献のある卒業生に贈られるAssociate of Royal Academy of Music (ARAM)を授与される。Naxos アメリカより、ソロアルバム Samuel Coleridge Taylor ピアノソロ作品が発売されその演奏はオーストラリアを始め世界各国のラジオ局にて放送されている。

ヘンデルやバッハといった古典からシマノフスキー、コープランド、ファリャなど20世紀の作曲家のレパートリーの他、多くの現代作曲家の作品の初演演奏も手掛けている。

演奏の他、後進の教授にも力を入れており20年以上の指導経験を生かしながらこれまでにマンチェスター大学を始める大学での公開講座を始め、私立学校での指導を経て現在はロンドン自宅でのスタジオに専念。2020年3月よりZoomでのオンラインレッスンも開始し、Benslow Music Centreでのソロピアノ講座を行う他、ビギナーからアドヴァンス、ピアノ教師への指導に力を入れている。

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